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NFT web3 メタバース 技術 暗号資産

【初心者向け】Web3とは何か。技術・具体例まで徹底解説

こんな方におすすめ

  • 「最近Web3って聞くけど、よくわからない。」
  • 「専門用語なしで、初心者向けに解説してほしい。」
  • 「言葉は知ってるけど、詳しくは知らない。」
  • 「これから何が変わるの?」

こんな疑問にお答えして、さいきん超話題のWeb3について徹底解説します。

Web3は、これまでのインターネットの常識をひっくり返すような、「超革命的な概念」です。

 

仮想通貨・NFT・メタバースなどをひっくるめた概念が「Web3」です。

Web3がどれくらいすごいのかというと、こちらを見たほうがはやいかもしれません。

 

かいと
こちらの絵、いくらで売れたと思いますか?

正解は、約27億円です。
意味がわからないですよね(笑)。

 

これほどまで驚異的な価値がつくほど、「Web3」は超革命的なのです。

この記事を読めば、なぜここまで価値がつくのかは納得できると思います。

 

こんなイノベーションを前にして、大企業はWeb3を放っておくはずがなく、Meta(旧Facebook)、Twitter、adidas、NIKEなどなど超有名企業が参入しています。今後Instagramも参入するでしょう。

 

しかし、このような超大企業が大注目している技術ですが、残念ながらほとんどの人は知りません

 

ですが、この記事を読むことで、
「誰かに紹介したくなるくらい、Web3について深く理解できる」と思います。

 

なぜなら、大事なことを順番に整理していけば理解することは難しくないから

 

「足し算を知らない人がかけ算はできない」ように、難しいことを理解するのに最も大切なのは、理解する順序です。

この記事では初心者の方でも理解しやすいように、内容のレベルを1〜3までつけて解説します。

おすすめの読み方はこちら

  • レベル1だけ読む
  • レベル1,2を読む
  • レベル1,2,3を通して読む

「難しい!」という方は最初はレベル2,3は読み飛ばしちゃってください。
レベル1だけを読んでも全体的な理解ができるように解説していきます!

もちろん、一気に全部読むのもOKです。

 

とはいえWeb3を理解するためには、体験に勝るものはないと思っています。

Web3を体験して時代の流れを知りたい方は、仮想通貨を買ってみることをおすすめします。

 

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「うまくできるか不安...。」という方は、こちらの解説記事を見ながら進めてみてください。

how-to-buy-crypto
【完全無料】仮想通貨を買う方法を6ステップで解説【初心者向け】

続きを見る

 

ではさっそく行ってみましょう〜!

 

本記事の内容

  • Web1.0, Web2.0とは
  • Web3の本質とは
  • Web3は何がすごいのか
  • Web3はWeb2.0の進化ではない。
  • ブロックチェーンの凄さ
  • Web3のサービスの例
  • Web3はなぜこんなに盛り上がっているのか。
  • Web3の課題
  • Web3時代での日本の弱さ
  • 私達には何ができるのか。

今回は、これらについて約3万6000文字で徹底解説していきます。

 

この記事を読むことで、

  • Web3の基礎知識
  • Web3の技術・サービスの具体例
  • Web3の課題点
  • 今後どうしていけばいいのか。

がかなり詳しく理解できると思います。

2022年現在、ブロックチェーンという技術により、Webの概念が大きく変わろうとしています。

 

まだ新しい概念である「Web3」について人よりも先に知識を習得することは、本当に意味があることだと思います。

 

初心者でも理解できるように専門用語なしで解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!

かなり長い記事ですが、最後まで読むとWeb3の知識が「ぐん」と高まります。

時代を先取りましょう!

 

Web3から見る、Web1.0, Web2.0とは

レベル1

 

web1.0,web2.0とは

まずWeb3の前に、Web1.0とWeb2.0についてさらっと見ていきます。

なぜかというと、流れを見ていったほうが

  • 「何が変わったのか。」
  • 「なぜ、Web3が盛り上がっているか。」

について詳しく理解できるからです。

 

ということで、Web1.0から順に見ていきます。

Web1.0とは?

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web1.0とは

Web1.0とは

一言でいうと、「ネット上の新聞やチラシ」の時代。

インターネットなどが普及する前は、新聞やチラシは物理的なもの。

 

つまり、紙でした。

 

手に届くまでには、大量の紙と郵送費がかかってしまいますね。

余ったら保存または処分しなければなりません。

そこで、誕生したのがインターネット

 

インターネット上に情報を載せることで、

  • 誰でも
  • いつでも
  • どこからでも

アクセスできるようになりました。

インターネットに情報を載せられるようになった。これが、Web1.0です。

 

Web2.0とは?

レベル1

 

web2.0とは

Web2.0とは

一言でいうと「ユーザーが、簡単に発信しあえるようになった」状態。

Web1.0が進化したものがWeb2.0です。

 

Web1.0とWeb2.0の明確な境目はないので、徐々に進化していったというのが正しいかもしれません。

 

Web1.0からWeb2.0への進化は大きく分けて3つ。

  • 通信速度が速くなった
  • スマホが爆発的に普及
  • 情報発信・作品づくりが簡単になった

順に解説していきます。

①通信速度4000万倍!?

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ご存知の通り、どんどん通信速度が速くなりましたよね。

 

初期中の初期、最初のパソコン通信の通信速度は「300bps」程度でした。

文字だけをダウンロードするのに、数十分必要なくらい通信速度は遅かったようです。

 

一方現在の5Gの通信速度はどうかというと、「10Gbps~20Gbps」です。

単純計算で4000万倍です。

 

話にならないくらい通信速度が速くなっていることは、一目瞭然ですね。

②スマホの爆発的普及

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Web1.0ではインターネットにつながったパソコンが必須でしたが、スマホが普及したことによりどこにいても発信が可能になりました

これは皆さん御存知の通りなので、次にいきます。

③情報発信・作品作りが簡単に

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情報発信・作品作りが簡単になった理由は、
様々なプラットフォームとサービスができたから

Web2.0時代に普及したプラットフォーム

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Web2.0では、以下のようなプラットフォームやSNSが普及しました。

Web2.0のSNSなど

  • Facebook
  • YouTube
  • Instagram
  • TikTok
  • Twitter
  • LINE
  • noteなどなど

 

現在は、YouTubeやTwitter, Instagramなどスマホがあれば、「いつでも」「どこでも」「だれでも」簡単に発信・連絡ができる時代になりましたね。

 

サービスの普及

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また、サービスが普及したことにより、コンテンツを作ることも簡単になりました。

  • ブログなら、WordPress。
  • イラストは、Illustrator。
  • 3DCGなら、After Effects。
  • ゲームなら、Unity, Unreal Engine。

などなど簡単にコンテンツを作成できるサービスがたくさんあることがわかると思います。

 

Web1.0時代は文章を投稿するだけでも、インターネットの知識が必要でした。

ましてや、ゲームや3DCGなどを0から作るのは不可能に近いですよね。

 

それが、Web2.0では企業のサービスの力を借りることで、一人では作れないような作品も作れるようになりました

 

以上をまとめると、

  • 通信速度が速くなった
  • スマホが爆発的に普及
  • 情報発信・作品づくりが簡単になった

この3つが、Web1.0からWeb2.0へ進化したポイントだとわかります。

 

Web1.0では、情報をインターネット上にチラシとしておいておくだけ。

つまり、情報を「見るだけ」でした。

 

そしてWeb2.0では、だれでも簡単に意見を交換できるようになった。

つまり、情報を「見る」、そして「だれでも投稿できる」ようになりました。

 

でもここまで読んだ方は、

  • 「Web2.0で十分じゃない?」
  • 「Web2.0は何が問題なの?」

と思ったかもしれません。

 

確かにWeb2.0は本当に便利で、私たちの生活を一変させました。

しかし、Web2.0には問題点が多々あるのです。

Web2.0の問題点

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Web2.0の問題点

Web2.0の問題点は、以下の3点です。

  • プライバシー・個人情報の危険
  • 所有権
  • 中央集権的

1つずつ解説していきます。

① :プライバシー・個人情報の危険

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問題点の1つ目は、プライバシー・個人情報の危険です。

プライバシーの問題

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Web2.0では、やたら会員登録が多いと思います。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • パスワード

などを様々なアプリで登録しているはずです。

もしくは、Googleアカウントでログインしているかもしれません。

なぜ会員登録が必要なのでしょうか。

 

結論は、売上アップに会員情報が使われているからです。

 

例えば、

  • 「全く違うサイトに、以前調べていた掃除機の広告が出てきた。」
  • 「Amazonの『あなたへのおすすめタイトル』に、関連商品が出てきた。」

などなど、みなさん経験はありませんか?

 

だれもが経験したことがあると思います。

このように、性別・年齢・過去の購入商品・サイトの閲覧履歴などから、
あなたに最適な広告を打っているのです。

 

ユーザーの個人情報が売上アップに使われているというのは、プライバシーが守られているといえるのでしょうか。

僕は、プライバシーが守られているとは言えないと思います。

 

しかし、このようなことが実際に行われてしまっているのが現状です。

個人情報の危険

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プライバシーの問題だけでなく、企業が集めた情報が、悪用されている例もあります。

ケンブリッジ・アナリティカ事件

2014年ごろに、ケンブリッジ大学(名前は「ケンブリッジ」だがCA社とケンブリッジ大学は無関係)に在籍するロシア系アメリカ人学者 アレクサンダー・コーガン氏が、心理クイズアプリを作成。約30万ダウンロードされたそのアプリに仕組まれたフェイスブックAPIを経由し、ダウンロードユーザーとその友人ら約5000万人分のユーザー情報をコーガン氏が取得。コーガン氏からCA社(内部通報者ワイリー氏が当時在籍)へと売却され、CA社がそれを利用してスティーブ・バノン率いるトランプ陣営をはじめ複数の選挙活動をサポートした、というストーリーです。

ちなみに、ダウンロードした約30万ユーザー以外の5000万人ものユーザー情報がなぜ取得できたのかというと、当時のフェイスブックAPIでは、ダウンロードしたユーザーのみならずそのフレンドリストに掲載された友人たちのデータにもアクセスが許されたから。

フェイスブックCEOマーク・ザッカーバークがCNNのインタビューでこれを大筋で認め謝罪広告を打つに至っています。

(引用・抜粋元:CLOUDSING 「フェイスブック&ケンブリッジ・アナリティカ事件の問題点と教訓」)

まとめると、

  • Facebook経由で、クイズアプリへの回答を取得
  • 回答の情報を売却し、その情報を分析
  • 分析結果を選挙広告に利用

つまり、クイズに回答した情報が売られていたということです。

さらに選挙活動にも影響していたかもしれないという重大な事件です。

 

LINEPay

個人情報の流出の代表的な事例はこちらです。

1.発生した事象

当社委託先であるグループ会社の従業員が、2021年1月および4月に、ポイント付与漏れの調査を行いました。その後、2021年9月12日に、その調査を行うためのプログラムおよび対象となる決済に関する情報を当社として意図せずに「GitHub」上にアップロードしてしまい、それが閲覧できる状態になっていました。

当該情報に対するアクセス状況の調査の結果、部外者からのアクセスがあったことを確認しています。また、現時点で当該情報が検索エンジンやアーカイブサイト上に残存していないことを確認しております。

2.発生規模

・閲覧できる状態にあった期間:2021年9月12日15時13分頃~2021年11月24日18時45分

・当該情報の期間: 2020年12月26日~2021年4月2日

・対象のアカウント数:51,543アカウント(日本国内のLINE Payユーザー)※海外のグループ会社で展開されているLINE Payユーザーを含めると133,484アカウント

(引用・抜粋元: ©LINE Corporation 「【LINE Pay】一部ユーザーのキャンペーン参加に関わる情報が閲覧できる状態になっていた件のお知らせとお詫び」)

まとめると、

  • 個人情報が、3ヶ月以上アクセス可能な状態になっていた
  • 部外者からのアクセスがあったことを確認
  • アクセス可能になっていた個人情報の数は、13万3000以上

企業が個人情報を管理するということは、必ず流出のリスクがあるということです。

 

さきほどの例のように、Web2.0の大企業は「広告ビジネス」で稼いでいます

サイトの閲覧履歴などの個人情報を使い、ユーザーに適した広告を打っているのです。

 

つまり、私達は監視されている状態であるということです。

 

そして、集めた個人情報は解析されて、今まで以上に高い精度で、私たちに適した広告を打てるように、アップデートされていくのです。

② : 所有権

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次に所有権の問題です。

こんな事件がありました。

Amazonアカウントが永久凍結され、結果としてKindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失してしまったというのです。

(引用・抜粋元: PRESIDENT Online 「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴」)

まとめると、

  • 規約に違反していたとして、Amazonアカウントが永久凍結される
  • Kindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失

規約に違反していたということなので、ユーザーにも落ち度はあると思います。

しかし、「Amazon」という一企業の独断で、全ての電子書籍の所有権を奪われてしまったのです

 

このようなことが当たり前のようにできてしまうのが、Web2.0の問題点ですよね。

③ : 中央集権的

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次に、中央集権的である問題です。

中央集権的とはつまり、「リーダーに権力が集まっている」ということです。

こんな事件がありました。

Thea-Mai Baumann had posted to Instagram using the @metaverse handle for nearly a decade when her account was disabled on November 2.

“Your account has been blocked for pretending to be someone else,” the app told her.

(引用・抜粋元: CONDE NAST 「「Woman lost @metaverse Instagram handle days after Facebook name change」)

まとめると、

  • 「@metaverse」のユーザーが、アカウント無効化
  • おそらく、Meta社が@metaverseを使いたがっていたから

また、「ドナルド・トランプ氏のTwitterアカウントも永久凍結される」という事例もありました。

 

こんな感じでWeb2.0の大企業の権力が強すぎるあまり、アカウントを無効化・永久凍結することもできてしまうのです。

 

つまり、「個人の発信する自由を奪うことができてしまうくらい、企業が権力を持っている。」ということです。

 

ここで、一旦Web2.0の問題点についてまとめます。

  • ① :プライバシー・個人情報の危険
  • ② : 所有権の希薄化・不確実性
  • ③ : 中央集権的

これらがWeb2.0の問題点です。

そこで、これらの問題を解決するとして誕生しつつあるのがWeb3なのです。

Web3の本質はなにか【結論】3つです。

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web3の本質とは

これまでのWeb1.0, 2.0について振り返ってきましたが、ここからが本番です。

Web3の本質は結論から言うと、

  • 個人の自由・プライバシーを守る
  • デジタルコンテンツの所有権
  • データの保護

の3つです。

一つひとつ、順に解説していきます。

① : 個人の自由・プライバシーを守る

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Web2.0ではできなかった、個人の自由・プライバシーの問題を解決できます。

Web3では、個人情報を登録する必要がない

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「個人情報を登録する必要がない」と聞いて、「えっ?」と思った方も多いでしょう。

 

Web3では個人情報を入力する必要がないのです。

 

実際に、仮想通貨をいれておく財布(ウォレット)を接続するだけで、Web3のサービスが使えます。

 

ウォレットはこんな感じです。こちらはMetaMaskのウォレットです。

 

metamask

 

必要なのは、財布(ウォレット)の番号だけです。

 

Web2.0では当たり前だった、「会員登録で、個人情報を登録する」というようなことがなくなるのです。

個人情報を登録しないので、プライバシーの侵害も、個人情報の流出もありえないですよね。

なぜなら、悪用・流出する情報自体を登録しないからです。

② : デジタルコンテンツの所有権 NFTについて

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Web3の本質2つ目は、デジタルコンテンツの所有権を持てることです。

デジタルコンテンツとは?

「机」、「鉛筆」などの物体ではなく、「データとして保存できる形で作られたもの」のことです。

たとえば、

  • スマホに入っている写真・動画
  • iPadで描いたアート
  • ゲームの中のアイテム

など、データとして保存できるものです。

 

なんと、Web3の技術では、このようなデジタルコンテンツの所有権を持てるようになったのです。

 

デジタルコンテンツの所有権を持てるようにした技術が、NFT。

NFTは「Non-Fungible Token」の略称で、日本語訳すると「非代替性トークン」です。

 

いきなりNFTといわれても意味がわからないと思いますが、大丈夫です。

丁寧にわかりやすく解説します。

デジタルコンテンツの価値の変化

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どのようにデジタルコンテンツの価値が変化していったかを、見ていきます。

従来のデジタルコンテンツの価値

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今までは、デジタルコンテンツに価値をもたせることは簡単ではありませんでした。

 

なぜなら簡単に複製できてしまうからです。

 

例えば、アーティストの絵が高く売られているとします。

でもそれがデータだとしたら、簡単にコピーできてしまい拡散できますよね。
今ならスクリーンショットも簡単にできます。

 

しかし、「最初に買った絵」も、「拡散された絵」も見た目に違いはありませんよね。

 

「見た目が同じなんだったらコピーでいいじゃん。」となってしまうのが、今までのデジタルコンテンツでした。

Web3でのデジタルコンテンツ

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では、どうやってデジタルコンテンツに価値をつけたのか。

 

結論は、デジタルコンテンツに一つひとつ番号をつけることで、「世界でたった1つ」のものを作ったのです。

 


世界でたった一つの番号→交換できない番号→非代替トークン→Non-Fungible Token→NFTとなります。

 

このNFTと呼ばれる技術によって、今まででは考えられないようなことが次々に起こっています。

 

 

最初のツイートのNFTが3億円以上で落札

米Twitterと米SquareのCEOを務めるジャック・ドーシー氏がオークションに出品した同氏の初ツイートのNFTが3月22日(現地時間)、291万5835ドル(約3億1640万円)で落札された。

(引用・抜粋元: IT media NEWS 「TwitterのドーシーCEOの初ツイートNFT、3億円超で落札 全額寄付」)」


こちらがそのツイートです。

まとめると、

  • Twitter創業者ジャック・ドーシー氏の初めてのツイートのNFTをオークションで出品
  • 3億円以上で落札

つまり、ツイートの所有権に3億円以上の価値が生まれたのです。

もちろんこのツイートは誰でも見ることはできますが、所有権を持っているのは世界でただ1人です。

 

NFTが存在する前には、全く価値を持てなかったものですよね。

つまり今まで価値をつけられなかったものでも、NFTという技術によって価値をつけられるようになったのです。

③ : データの保護

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Web3の本質の3つ目は、データの保護が完璧に近いということです。

これは、後述するブロックチェーンという技術に密接に関係しています。

なのでデータの保護については、ブロックチェーンについての章で詳しく解説します。

 

ここで、いままで解説してきたWeb3の本質についてまとめると、

  • 個人の自由・プライバシーを守る
  • デジタルコンテンツの所有権
  • データの保護

これらができるようになったということです。

 

Web2.0の問題点を見事に解決していますよね。

Web3の本質について理解したところで、Web2.0からの流れを見ていきたいと思います。

Web3はWeb2.0の進化ではない。

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web3とはweb2.0の進化ではない

たしかに、Web2.0の問題点を解決したのが、Web3です。

 

しかし、「Web3はWeb2.0の進化ではない」のです。

 

Web1.0, 2.0, 3.0というのは、単なる順番を表した数字に過ぎません。

 

Web1.0からWeb2.0へは、

  • 通信速度が早くなった
  • サービスを使えば簡単にコンテンツを作れるようになった。

という点で進化しました。

 

つまり、

  • 「Web1.0より速くなった」、
  • 「Web1.0より便利になった」

という点で、アップデートしたというわけです

 

しかし、Web3は違います。

 

Web2.0にはなかった、全く新しい技術の上で成り立っているのです。

 

「ブロックチェーン」です。

 

「ブロックチェーンって何?」という方も大丈夫です。ブロックチェーンについては、次の章でわかりやすく徹底的に解説します。

なので、今の段階では、「そういうのがあるんだな。」という理解で大丈夫です。

 

Web3の技術は全て、ブロックチェーンを基にして作られています。

 

そのため、「ただのWeb2.0の進化」ではなく、Web3は破壊的イノベーションなのです。

ブロックチェーンは改ざんできない暗号化技術

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ブロックチェーンは改ざんできない暗号化技術

いよいよ、Web3を成り立たせている技術、ブロックチェーンについて解説していきます。

まずは、ブロックチェーンとは何かについて解説していきます。

ブロックチェーンとは

ブロック単位でデータを管理し、それをチェーンのようにつなげてデータを保管する暗号化技術

 

噛みくだいてざっくりいうと、ブロックチェーンは、

  • 改ざんできない
  • データがなくならない

この2つを実現するための暗号化技術です。

 

ブロックチェーンの技術を理解することは、そこまで難しくはありません。

ポイントを押さえれば誰でも理解できます。

 

メモ


ここでは、ビットコインのブロックチェーンなどで採用されている、PoWという仕組みに基づいて解説します。
PoWについては後述しますので、「そんなものがあるんだな。」という理解で大丈夫です。

 

ブロックチェーンのポイントは、

  • データはブロックとして管理し、鎖のようにつなげている
  • 改ざんには、前のブロックのデータが必要
  • 1番速く正しい計算(マイニング)をした人は報酬がもらえる
  • データをみんなで管理している
  • 改ざんしようとすると、莫大なお金がかかる

この5点です。

 

少し難しいと思いますが、
ブロックチェーンを理解できれば、もっというとこの5点を理解できれば、Web3の仕組みの基礎を理解できます。

なぜなら、Web3の技術は全てブロックチェーンが基礎になっているからです。

 

少し難しいかもと思ったら、流し読みでざっくりとした理解でも大丈夫です。

では、ポイントに入っていきます!

①データはブロックとして管理し、チェーンのようにつなげている

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ブロックチェーンではその名の通り、取引のデータをブロックごとに管理し、チェーンのようにつなげていきます。

 

ブロックというのは、取引のデータを保存しておく箱のことです。

 

ビットコインの取引に使うブロックチェーンでは、1ブロックあたりの容量は、1MBです。

1MBはどれくらいかと言うと、約4000回分の取引のデータ量くらいです。

 

具体的に例をあげると、


「AさんがBさんにビットコインを送った。」

これで取引1回分。

 

参考画像です。

bitcoin-transaction

こんな感じで、取引の記録は誰でも確認できます。

このような取引のデータを保存していき、1MBの容量に達するとブロックに「ふた」をします。

そして、作られたブロックを順番にチェーンのようにつなげていきます。

これが1つ目のポイントです。

②改ざんには、前のブロックのデータが必要

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ブロックチェーンでは、ブロックのデータの改ざんのために一つ前のブロック内のデータが必要なのです。

どういうことかと言うと、全てのブロックがチェーンのようにつながっているので、
データが書き換えられたとしても後ろのブロックとの繋がりがおかしくなるのです。

 

これ、おもしろくないですか?

 

データが書き換えられたとしても後ろのブロックとの繋がりがおかしくなるという仕組みが、ブロックチェーンが改ざんされない特に重要な理由の1つです。

技術的な解説は、後ほどくわしく解説します。

③1番速く、正しい計算をできた人は報酬がもらえる

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ブロックチェーンのポイント3つ目は、報酬です。

ブロックチェーンが成り立っているのは、競争に勝つと報酬がもらえるから。

超ハイスペックのマシンを用意して、とてつもない計算をしているのは報酬をもらうためというわけですね。

 

「誰よりも速く正しい計算をしたら報酬がもらえる。」というインセンティブによって、ブロックチェーンの安全性が保たれているのです。

④データをみんなで管理している

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ブロックチェーンのポイント4つ目は、みんなでデータを管理しているという点です。

ブロックチェーンは、世界中のマシンからで成り立っています。

 

この世界中のマシンの中には、今までのブロックチェーンの全ての取引データを保持している「アーカイブノード」というマシンがあります。

ノードとは

ブロックチェーンにつながっているマシンのこと。

この「アーカイブノード」は、1つではありません。

アーカイブノードは世界中にたくさん存在しています。

 

なので、アーカイブノードが壊れたりハッキングされたりしても、データがなくなるということは理論的にありえません。

なぜなら、他にもアーカイブノードは沢山あるからです。

世界中のアーカイブノードのデータが全て同時に消失しない限り、データは残り続けます。

 

一方、Web2.0では大企業がデータを管理していますよね。

壊れたりハッキングされたりしたら、データが改ざんされる危険があります。

 

そのデータ消失のリスクが限りなく少ないのがブロックチェーンです。

 

1つのアーカイブノードのデータがなくなるとします。

でも他のアーカイブノードにデータがあるため、復元すればいいのでブロックチェーンのデータにダメージはないですよね。

 

このように、データをみんなで分散して管理することでデータを守っているのです。

⑤改ざんしようとすると、莫大なお金がかかる

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ブロックチェーンのポイント5つ目は、改ざんにはお金がかかるということです。

 

もし悪意のある人が改ざんしようとすると、

  • 世界中のマイナーの51%以上のマシンを用意し、
  • ブロックの成長スピード以上で、ブロックをつくり、一番長いチェーンを作る

という2点を達成しなければいけません。

 

もし改ざんするとしたら、膨大なお金をかけて、驚異的な性能を持ったマシンを膨大な数作らなければいけないということです。

 

なので、「リスクを取って、膨大なお金をかけて改ざんするなら、普通にマイニングをしたほうが稼げるじゃん。」となるのです。

なぜこの2点を達成しなければいけないのかを理解するには、技術面の知識が必要なので、ここでは「改ざんには膨大なお金がかかるんだな」と思ってもらえばOKです。

 

 

ここで一旦ブロックチェーンについてまとめると、

  • データはブロックとして管理し、鎖のようにつなげている
  • 改ざんには、前のブロックのデータが必要
  • 1番速く正しい計算(マイニング)をした人は報酬がもらえる
  • データをみんなで管理している
  • 改ざんしようとすると、莫大なお金がかかる

という特徴があり、それがビットコインが改ざんできない理由でした。

 

エルサルバドルという国では、法定通貨にビットコインが使われています。
そのことからも、「ビットコインは改ざんできない」と考えられていることがわかると思います。

 

これからは、ブロックチェーンの技術面についての解説になります。
少し難しいので、読み飛ばしてもらってもOKです。

コンセンサスアルゴリズムのPoWとは

レベル2

 

後述するといっていた「PoW」について、軽く解説します。

 

PoWとは

「Proof of Work」の略で、CPU計算結果を信頼担保とするコンセンサスアルゴリズムのこと。

 

ビットコインのブロックチェーンなどの、ブロック形成が正しいか正しくないかを調べる、コンセンサスアルゴリズムとして使われています。

 

コンセンサスアルゴリズムとは

ブロック形成が正しいかどうかを決める方法のこと。

 

PoWでは、計算した結果を、多数決でブロック形成が正しいかどうかを決めます。

マイニングをするためには、CPUを使うので、CPUで計算した結果、最も多かった答えを正しい答えとします。

ある答えに対して働いたノードの数が最も多い
→その答えが正しいことを証明している。

 

つまり、多数決でブロック形成が正しいかどうかを決める。

これが、PoWという仕組みです。

ブロックチェーンの技術的仕組み

レベル3

 

これからビットコインなどのブロックチェーンに使われているPoWについて詳しく解説していきます。

さっそく解説に入りますが、まずは前提知識として4つ頭に入れてください。

 

前提知識

  •  ブロックの中には以下の3つのデータが入っている。
    1. トランザクションデータ(取引記録
    2. ハッシュ値(前のデータの暗号
    3. ナンス(スパイス
  • ブロックは暗号を吐き出す。
    • 暗号はデータの中身が「1文字違うだけ」で、「全く違う」暗号がでてくる。
    • この暗号はハッシュ値といい、64文字。
      • 「01f3211c112d5901f32672eadf38fe626d12d5901f3211c1c743c3ae0f796de9」のような感じ
      • ブロックの中身が同じなら、何回やってもハッシュ値は同じ
      • でも、ハッシュ値からブロックの内容を導くのは困難。
  • ナンスという「スパイス」のようなデータもブロックに含まれている。
    • ナンスがある理由は、データの内容を変えて、暗号を調節するため。
    • 取引データと関係ないから、変えてもOK。
  • ハッシュ値を、「0000000000000000000672eadf38fe626d12d5901f3211c1c743c3ae0f796de9」のように、「先頭から0が19個以上連続で並ぶ」まで、ナンスを変え続ける計算をする。
    • 中身が「1文字違うだけ」で、「全く違う」暗号がでてくる。
      つまり、スパイス(ナンス)を変えると全く違う暗号が出てくる。
    • この計算をマイニングといい、計算をする人をマイナーという。
    • 美味しくなるまで(先頭から0が19個以上連続で並ぶまで)、スパイス(ナンス)を変えて続けて試す。

前提知識を簡単に入れたところで、さっそく説明に入っていきます!

ブロックチェーンの成長の流れ

レベル3

 

先程の前提知識を頭に入れたら、順番に流れを整理します。

 

順番に流れを確認すると、次のようになります。

1つのブロックを作るための手順

  • 1つ前のブロックのハッシュ値と取引データをブロックに入れる。
  • ハッシュ値の0が、先頭から19個以上並ぶまでナンスを変え続ける。(マイニング)
  • 世界中の計算している人と答え合わせ。(多数決)
  • 一番早く正しい答えを出せた人に報酬を配る。

以上の流れでブロックチェーンの仕組みは成り立っています。

仕組みについて分かったところで、「なぜ、この仕組みが改ざんを難しくしているのか」の理由を解説していきます。

ブロックチェーンの改ざんできない1つ目の理由

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改ざんできない理由の1つ目の結論からいうと、改ざんするには膨大な費用がかかるからです。

なぜなら、次の2つの問題に勝つ必要があるからです。

  • 51%攻撃とは
  • チェーンの分岐

この2つについての解説と、それには膨大な費用がかかることについて解説します。

51%攻撃とは

レベル2

 

マイニングの結果が正しいかどうかは、多数決で行います。

 

なので、多数決で勝つためには世界中のマイナーの51%以上のマシンを用意する必要があります。

しかし、もちろん世界中には膨大な数のマイナーがいますよね。

その世界中のマシンの51%以上を用意するには膨大なお金がかかるわけです。

チェーンの分岐(フォーク)で勝つ

レベル3

 

先程の説明からブロックチェーンは、前のブロックのデータ(ハッシュ値)が必要ということが分かったと思います。

 

つまり「ハッシュ値」が、ブロックをつないでいる「チェーン」ということです。

改ざんするということは、データが2種類できてしまうということですよね。

このときに「チェーンが分岐」するのです。

 

チェーンが分岐した場合は、正しいチェーンだけを残すために他のチェーンは切り捨てます。

正しくない情報を書き込んだブロックを作ったとしても、切り捨てられてしまったら報酬はもらえません。

正しいチェーンでマイニングをしていないと報酬はもらえないのです。

 

このような仕組みから、報酬をもらうためにマイナーは正しい計算をするメリットがあるわけです。

ではどうやって正しいチェーンを見分けるかというと、単純に「一番長いチェーン以外は正しくない」と判断するのです。

そのため、改ざんしたチェーンを正しいと判断してもらうには、自分でチェーンを更新し続けて一番長いチェーンを作る必要があるのです。

 

つまり「改ざんしたチェーンより後のチェーンを全て書き換える必要がある」ということです。

しかしそれには膨大な開発費がかかりますよね。

なぜならマイニングの計算は難しいため、圧倒的なスピードで計算できる圧倒的スペックのマシンを開発しなければいけないからです。

 

世界中のマイナーが超高性能のマシンを準備してマイニングをしています。
そんな中で、世界中のマイナーに勝ち続ける必要があるマシンを用意しなければいけないということです。
ここで、マイニングについて深ぼって解説していきます。

 

マイニングの難易度

マイニングは大体10分間で終わるような難易度に設定されています。

 

マイニングの計算は具体的に、「0が先頭から19個連続で並ぶ」という制約を設けて、10分で計算が終わる難易度に設定されているのです。

マシンの性能が上がってきたら、この「0の連続の個数を増やす」ことで計算を難しくします。

計算を難しくすることで将来的にマシンがどんどん高性能になっていっても、「大体10分で計算をする」を守れるようになっているわけです。

 

ここで、なんで「連続の0の数を増やすと計算が難しくなるの?」と思った方もいると思います。

それについては、次を見るとわかりやすいかもです。

0の個数が増えると、計算が難しくなる理由

  • ハッシュ値は、「11f3211c112d5901f32672eadf38fe626d12d5901f3211c1c743c3ae0f796de9」
    こんな感じで、16進法(0〜9とa〜fまでの16個の文字を使う方法)である
  • 最初の1つの数字が0になる確率は、1/16。
  • 最初の2つの数字が0になる確率は、1/(16の2乗)→1/256
  • 最初の3つの数字が0になる確率は、1/(16の3乗)→1/4096
  • 最初の19つの数字が0になる確率は、1/(16の19乗)→1/75,557,863,725,914,323,419,136

という感じで確率がどんどん低くなっているので、計算の難易度も上がっていきます。

 

高性能なマシンでも「大体10分程度」は時間がかかるように、難易度が設定されているのです。

なので、一番長いチェーンを作るためには圧倒的な性能のマシンで、誰よりも早く計算の答えを出し続ける必要があります。

もし、ブロックチェーンを改ざんしようとしたら?

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以上の2つから改ざんするとしたら、世界中のノードの51%以上のマシンで、圧倒的速さで改ざんし続ける必要があるのです。

 

具体的に、悪意のある人が改ざんに挑戦したとして流れを見てみます。

改ざんの流れ

  • 改ざんしようと思い、ブロック内のデータを書き換えた。
  • データを書き換えたので、ハッシュ値も変わってしまった。
  • マイニングをする。
  • 整合性を保つために、1つ後ろのブロックの中のハッシュ値を書き換える。
  • 後ろのデータを書き換えたので、またハッシュ値が変わる。
  • マイニングをする。
  • 短いチェーンは切り捨てられるから、正しいチェーンよりも速いスピードで4〜6をくり返し、正しいチェーンよりも長いチェーンを作る必要がある。

こんな感じです。

 

まとめると、「51%攻撃」と「チェーンのフォーク」から、改ざんするためには、

  • 51%以上のマシンを用意
  • 速くマイニングをして、最も長いチェーンを作る

この2つを達成しなければいけません。

 

「世界中のマイナーを上回るスピードのマシンを、世界中のマイナーの51%以上の数」用意するということです。

膨大なお金がかかりますね。
このようにブロックチェーンは複雑な仕組みから成り立っています。
かなり複雑でしたが、ここまでの説明でブロックチェーンの仕組みをある程度深く理解できたのではないでしょうか。

 

ブロックチェーンの仕組みを理解したところで、ブロックチェーンを基にして実現しつつあるWeb3は何がすごいのかについて深ぼっていこうと思います。

Web3は何がすごいのか

レベル2

 

Web3は何がすごいのか

ブロックチェーンの仕組みを理解したところで、Web3について深ぼっていこうと思います。

結論からいうと、Web3のすごい点は主に下の3点です。

  • 分散的で管理者がいないこと
  • 自律的であること
  • P2Pでのやり取りがトラストレスで可能に
  • コンテンツの価値が上がる

分散的で管理者がいないこと

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Web3のすごいところの1つ目として、分散的で管理者がいないことがあげられます。

非中央集権的

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Web2.0のように、大企業がコンテンツの所有権を奪われたり、アカウントを永久追放したりということがありません。

 

これが、中央集権的でない、つまり非中央集権的ということです。

中央の権力を持っている組織がないと、どんないいことがあるか。

これを順に解説していきます。

手数料が搾取されなくなる

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Web2.0では大企業のような大きな権力をもった組織が、利益を独占することが当たり前でしたよね。

ユーザーが利益を得ても、手数料が引かれるのは当たり前でした。

 

でも、Web3では手数料は、ほとんど0。

手数料がかかったとしても、Web2.0ほど持っていかれたりしません。

簡単な例を見ていきましょう。

 

大企業へ消える手数料

YouTubeや、スマホゲーム、noteなどで得た収益は、そのまま投稿者に入るわけではありません。

それぞれ、コンテンツを投稿しているプラットフォームに、手数料を引かれた後の残りが、収益となります。

 

でも、これを聞いた方の中には、

  • 「それは知ってる。」
  • 「まあ、当たり前だよね。」

と思った方もいると思います。

 

そうです、今は、手数料が引かれることが当たり前になっているのです。
稼いだとしても、手数料が引かれてから収入になるというわけです。

 

でもこの、手数料が引かれるのは当たり前という常識を覆す可能性を秘めているのが、Web3です。

 

Web3は、非中央集権的になることによって、「利益を分配する」という方向に向かいます。

ビットコインは、まさに「利益を分配している」例ですよね。

ビットコインを運営している人はいません。

ビットコインのブロックチェーンを利用するための手数料は、マイナーに「分配」されます。

 

直接課金の例

Web2.0では、

  • ライブ配信の投げ銭
  • YouTubeのメンバーシップ
  • オンラインサロン
  • Voicyのプレミアムリスナー

など、発信者に直接課金できるようになりました。

 

しかし、YouTubeでのメンバーシップや投げ銭のような、直接の課金でさえ、もちろんYouTubeに手数料を支払わなければいけません。

その額30%

けっこう大きいですよね。

 

iOSアプリを使っている場合は、さらに20%ほど多く払う必要があります。
(iOSアプリの手数料はリスナー負担、YouTubeへの手数料は発信者負担)

手数料をひくと、実際に発信者がもらっている額は、56%〜70%ほどということです。

 

一方、Web3ではどうなるのかというと、中央的集権的なプラットフォームに手数料を搾取されないので、手数料をほぼ0にして、投げ銭をすることができるのです。

Web3では、手数料を自分のために支払うようになる

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手数料と聞くと、マイナスなイメージを持つ人が多いと思います。

「本当は払いたくないけど、払わないといけないお金」というイメージですよね。

 

そんな手数料に対してのイメージが、Web3では大きく変わります。

今までの手数料の例と比較して、見ていきます。

 

振り込み、引き出し手数料

銀行のATM。

振り込むだけ、引き出すだけでも手数料がかかりますよね。

 

なぜ手数料がかかるかというと、銀行が利益を得るためです。

つまり、手数料は「銀行のために」支払っているのです。

銀行は、利用者から手数料を集めて、店舗の維持費用、従業員の賃金、ATMの維持費用などに使っています。

 

でも、Web3では違います。

Web3での手数料は、「自分のため」に払っているのです。

どういうことか、例をあげて説明します。

例えば、

  • あなたが、顔も名前も知らない人の作品を購入するとします。
  • しかし、お金を払って購入したのに「まだお金をもらってない。」とウソをつかれた。

こんなことは普通にありえますよね。

 

これを防ぐために、ブロックチェーンが登場するのです。

ブロックチェーン上で送金の取引の記録をすれば、その取引の記録を、誰でも見られるようになるのです。

つまり、ウソをつくことができなくなるのです。

 

ブロックチェーンを利用するためには、利用料がかかります。

このブロックチェーンの利用料を、ガス代といいます。

このガス代は、自分と相手の取引を記録するため。

 

つまり、自分のために払っているのです。

 

取引の記録が誰でも見られる状態なので、相手がウソをつかないかどうかを考える必要がなくなります。

相手を信用する必要がなくなるのです。

 

この相手を信用する必要がなくなることを、信用がいらないという意味で、トラストレス(Trustless)といいます。

 

Web3では、ブロックチェーンによって、トラストレスで送金ができるようになったのです。

自律的であること

レベル3

 

Web3のすごいところの2つ目として、自律的であることが挙げられます。

 

「どういうこと?」と思う人がほとんどだと思いますが、一言で表すと「リーダーがいなくても、勝手に動く」です。

自律的であるということを、「DAO」を例にあげて、見てみましょう。

DAOとは

Decentralized Autonomous Organizationの略で、分散的で、自律している組織のこと。

 

つまり、リーダなしで動く組織のことです。

 

DAOには色んな種類がありますが、具体的な例は、後ほどまとめてご紹介します。

DAOとは【ビットコインを例に解説】

レベル2

 

改めて、DAOについて見ていきます。

DAOとは

Decentralized Autonomous Organizationの略で、分散的で、自律している組織のこと。

 

ビットコインを例にあげてDAOを説明します。

 

特徴は、

  • 分散的である
  • 自律している

の2つです。

 

ビットコインは、もっともDAOとして成功している例と言っても良いでしょう。

まず、ビットコインのブロックチェーンは、世界中にノードが分散してるので「分散的」ですよね。

リーダーがいるわけでなく、管理者は世界中のノードであるということです。

これは、前述したとおりですよね。

 

次に、「自律している」というのは、管理者なしで動いているという意味です。

ビットコインでは、

  • ブロックチェーンを使いたい人がいる。
  • マイナーがマイニングをすることで報酬をもらえる。
  • みんなが改善するため意見を出し合える。
  • 改善案を採用するか決めるのは、ユーザーである。

これらの仕組みが、管理者なしで勝手に動いているのです。

 

このように、分散的・自律的である組織をDAOといいます。

 

もう一つ例をあげます。

最高のNFT「Nouns」

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最高のNFTといわれている「Nouns」について解説します。

 

最高と言われている理由は、

  • 分散的である
  • 自律的である

「NFTの付加価値としてDAO的な要素があり、そのDAOが理想的な自律分散的な組織である。」ということが、最高のNFTといわれている理由です。

 

とはいっても、具体的に見ていったほうがわかりやすいと思うので、特徴から見ていきます。

 

Nounsの特徴は、以下の6つです。

  • 1日1つのNFTが自動で発行
  • NFTはフルオンチェーン
  • CC0である
  • NFTの売上は、DAOの共通のお財布に
  • NFTがガバナンストークンとして機能
  • 管理者の権限は徐々に薄くなっていく

ひとつずつ解説していきます。

①1日1つのみNFTが自動で発行

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1日に1つのみNFTが発行、つまり1年で365個しか発行されないNFTということです。

 

CryptoPunks・BAYCという世界的有名なNFTは、10,000個発行されています。

Nounsが10,000個に到達するのは、27年5ヶ月後ほど。

発行個数から見ても、かなり貴重なNFTといえますよね。

 

さらに、誰かが毎回デザインをして、NFTを発行しているわけではなく、
プログラムが自動でパーツを組み合わせてNFTを作り出し、自動で発行されているのです。

パーツの組み合わせの数は、現段階で40,393,080種類。

単純計算で11万年以上発行し続けられますね。

 

自動で発行し続けられるということは、管理者がいなくても自律的に動き続けるということです。

②NFTはフルオンチェーン

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実はNFTのうちの多くは、画像自体は別のサーバーに保存されていて、NFTの中身はそれに紐づくURLだけ、という形ものも多いのです。

なので、NFTの画像を保存しているサーバーが突然こわれてしまったら、NFTの画像がなくなってしまうので、復元できなくなります。

 

しかし、Nounsは違います。

 

なんとNFTの中に、画像を作り出すプログラムが書かれているのです。

つまり、画像を保存しているわけではなく、NFT自体が端末上で画像を作り出すということです。

 

このように、NFTを作り出す全ての(フル)データが、ブロックチェーン上(オンチェーン)に、刻み込まれている状態をフルオンチェーンといいます。

ちなみに、Nounsの他にも、CryptoPunksもフルオンチェーンのNFTです。

 

フルオンチェーンは何がいいのかというと、ブロックチェーンが破壊されない限り、この世に永遠に残り続けるということです。

データの全てがブロックチェーンにあるので、この世から消えることは理論的にはありえないと言ってもいいでしょう。

③CC0である

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CC0とは

「Creative Commons 0」の略で、簡単に言うと、「著作権を放棄するから、自由に使っていいよ。」ということです。

 

普通は著作権があるため、勝手にキャラクターを使って利益を得たりしてはいけませんよね。

もし著作権を侵害して利益を得ようとしたら、犯罪になってしまいます。

 

でも、Nounsは著作権を放棄しているので、自由に使っていいというわけです。

④NFTの売上は、DAOの共通のお財布に

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普通は、NFTの売上はクリエイターに入りますよね。

 

しかし、Nounsは違います。

売上は、DAOの共通の財布(トレジャリー)に入るのです。

つまり、DAOのお金になるということです。

 

そしてそのお金はどうするかと言うと、DAOのメンバーで投票して決めるのです。
とてもおもしろい使い方が提案されているようです。

⑤NFTがガバナンストークンとして機能

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先程のような、DAOのお金の使いみちなどを決めるために、ガバナンストークンを使います。

 

ガバナンストークンは投票券のようなものです。

Nounsでは、NFT自体がガバナンストークンになります。

つまり、「1Noun = 1票」ということです。

 

提案・議論自体は、NFTを持っていなくてもできるようですが、投票するにはNFTが必要なようです。

⑥管理者の権限は徐々に薄くなっていく

レベル2

 

さきほど管理者は売上をもらわないということを書きました。

 

「では、どうやって収益をもらっているの?」と思った方もいると思います。
結論から言うと、10%のNFTを無料でもらうことで利益を得ています。

具体的には、NFTの10番目、20番目・・・を無料でもらうという形です。

これで、ちょうど10%のNFTをもらうことができますね。

 

なぜこれがすごいのかというと、管理者もDAOのメンバーの一人になっているということです。

メンバーとして一緒に盛り上げていくことで、利益が大きくなる仕組みになっているのです。

まるで株を持っているような感じです。

 

つまり、盛り上がれば盛り上がるほど、利益が大きくなるということです。

さらに最初の5年間は、10%のNFTを無料でもらいますが、5年後以降は、無料でNFTをもらうシステムを廃止する予定です。

なので5年後以降は、管理者以外にもNFTの所有者が分散していくので、管理者の権力がどんどん薄くなっていくのです。

 

このような仕組みで成り立っているNounsのDAOは、理想形に近い「分散的」・「自律的」な組織であるということです。

今までのWeb2.0での組織は、リーダーやその周りの人間が判断をしてましたよね。

 

一方DAOは、リーダーがいなくてもコミュニティが主体で動いていく組織なのです。

 

 

ここまでDAOについてみてきましたが、もちろんDAOも良い点ばかりではありません。

次は、DAOの良い点と悪い点を順に見ていきます。

DAOの良い点

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DAOの良い点

  • リーダーの独断で物事をすすめるのを防げる。
  • DAOに集まったお金の使い道も、メンバーで決められる
  • 誰でも匿名で参加可能

それぞれのDAOとしての、方針やお金の使いみちなどを、DAOのメンバー投票などをして決めることができます。

まるで、国みたいですよね。

 

そして、メンバーの投票券でDAOとしての指針を決めていくという感じです。

このときの投票券をガバナンストークンと言ったりします。

 

先程も少し触れましたが、ガバナンストークンの意味は、

  • ガバナンスは統治(まとめて治める権利のこと)、
  • トークンは券のようなもの

と考えると、国をまとめて治める権利のある券であるといえそうですね。

 

ガバナンストークンは、DAO内で活躍・貢献した人に配ります。

こうすることで、貢献してくれる人が増えてDAOが盛り上がり、メンバーも利益がもらえるので、winwinの関係を作れるということですね。

 

さらに、誰でも匿名で参加可能です。

 

大企業に入るとしたら、どうしても学歴が必要でした。

人種や性別による差別も完全にないとは言えないと思います。

でも、DAOならもちろんそんな事はありません。

 

完全に匿名ですので、学歴・出身・性別によって差別されるということはありえません。

すでに、企業がDAOの体制をとっている例もあります。

 

DAOの悪い点

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逆にDAOの悪い点について見ていきます。

DAOの悪い点

  • 報酬の設計が難しい
  • 新しすぎる
  • すごい人とそうでない人の差が明確になりすぎる
  • 自律的な組織を作ることが難しい
  • 多数派の意見が最適とは限らない

順に見ていきます。

①報酬の設計が難しい

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ビットコインのマイニングのように、「こうしたら、これだけ報酬をあげるよ。」という明確な基準があればいいのですが、必ずしもそうは行きませんよね。

そうなると、メンバーの意見を取り入れると言っても、自分の報酬が多くなるような、報酬の設計になってほしいと思ってしまいます。

 

例えば、会社の業務のように、Excel・wordの業務があるとします。

そのときの、ExcelとWordのそれぞれの報酬をどれくらいにするか決めるのって難しいですよね。
その日によって作業量は違うでしょうし、実際の貢献度も違うでしょう。

 

報酬の基準を明確に決めないと、報酬の基準をめぐるトラブルになりかねないというわけです。

②新しすぎる

レベル1

 

DAOという概念自体が新しすぎて、どうしたら運営がうまくいくかをまだ模索している段階です。

 

Web2.0のリーダーが引っ張っていく方法は、ある程度出回っていると思いますが、Web3のDAOは、まだ運営方法が分かっていないという状況です。

③すごい人とそうでない人の差が明確になりすぎる

レベル1

 

DAOに貢献できる優秀な人と、力がない優秀でない人の差が明確になりすぎるという問題点があります。

 

Web2.0では、年功序列です。

なので変な話、長く会社に勤めていれば、仕事ができなくても報酬をもらえますよね。

DAOでは、そんな事はありません。

 

貢献度によって報酬が決まります。

なので、貢献できる人は報酬をもらえますが、貢献できない人は報酬をあまりもらえません。

④自律的な組織を作ることが難しい

レベル2

 

自律的な組織を作るためには

  • 報酬設計がうまく行っている
  • 意見を取り入れられる仕組みがある
  • メンバーが多く、リーダーがいなくても回る

などなど、様々な面でうまく回るように設計されている必要があります。

または、これらをあえて曖昧にする方がうまくいくケースもあります。

 

つまり運営方法はまだ模索中という状態です。
さらに運営方法はそれぞれのDAOによって適した方法は違うでしょう。

⑤多数派の意見が最適とは限らない

レベル1

 

DAOの特徴からいうと、DAOの決定権はガバナンストークンの量によって決まります。

もちろん、ガバナンストークンが集まった意見が最適とは限りませんよね。

長期的に見たら、違う意見のほうが良かったということもあるかもしれません。

 

そういった最適じゃなかったということすらも、楽しんで運営していけるのがDAOとも言えそうです。

 

このように、DAOは革命的な組織で、今までの問題点を解決できる可能性があると思います。

しかし、まだ自律的に運営が回るような組織を作ることは難しい、という状況です。

分散的自律した組織をつくることは、発展途上ということです。

 

 

ここで一旦、自律的であることについてまとめます。

  • Web3のすごいところの1つとして自律的であることがある
  • 自律的組織というのは、リーダーがいなくても回る組織のこと
  • ビットコインや・Nounsなどが現段階の理想のDAOといえる
  • DAOは匿名参加可能なため、差別を減らせる
  • DAOは発展途上で難しい

自律的であることについてDAOを例にあげてきましたが、かなり深く理解できたのではないかと思います。

 

メモ


DAOの具体例については最後の方でまとめて解説します。

P2Pのやり取りがトラストレスで可能に

レベル1

 

Web3のすごいところの3つ目として、P2Pのやり取りがトラストレスで可能になるということが挙げられます。

 

P2Pとは

peer to peerの略で、peer(同等の者)からpeer(同等の者)へのやり取りという意味です。

 

つまり、大企業などを通さずに、一般人同士がやり取りできるようになったという意味です。

 

さらに、ブロックチェーンの技術により、やり取りはトラストレスで行えるようになりました。
トラストレスは、相手を信用する必要がないという意味です。

 

銀行で海外送金は大変

もし、銀行で海外送金をするとしたら、

銀行で海外送金をする例

  • 本人確認書類
  • 個人番号・法人番号を確認できる書類
  • 印鑑
  • 取引の書類・送金目的
  • 相手の住所(国、都市名など)
  • 相手の銀行・支店等を特定するコード

などなど、たくさんの情報と書類が必要です。

 

それが、ブロックチェーンでの送金ならどうなるかというと、

ブロックチェーンでの送金の例

  • 相手のウォレットアドレス(財布のアドレス)

だけです。

 

ウォレットアドレスさえ知っていれば、簡単に送金できてしまうのです。

 

しかも、ブロックチェーンが崩壊しない限り、取引情報は残ります。

相手のことを信頼する必要がないため、最小限の情報(ウォレットアドレスのみ)で送金できるというのは画期的ですね。

コンテンツの価値が上がる

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Web3の何がすごいかについての4つ目は、コンテンツの価値が上がるという点です。

コンテンツの価値が上がるというのは、NFTに深く関係しています。

 

NFTにより、デジタルコンテンツを所有することができるようになりました。

つまり、「世の中に出回るデジタルコンテンツが本物かどうか判断できるようになる」のです。

本物かどうか判断できることで、本物の価値が高まります。

 

コンテンツ自体の価値はもちろん、付加価値としていろいろな価値を付け加えることでも、価値が上がります。

 

〇〇が持っていた〇〇

ブロックチェーンでは、やり取りの情報が記録されるということを覚えていますか?

 

NFTでは、もともと誰が持っていた作品なのかが誰でも確認できるのです。

 

例えば、自分がすきなアーティストが使っていたタオルがあったとしたら、欲しいですよね。何円でも出したいという人もいるかも知れません。

それと同じように、有名なアーティストが持っていたアートも価値が上がるというわけです。

「自分が好きなアーティストが持ってた作品が欲しい!」という欲が生まれます。

 

ここで、有名人のNFTを購入した例をあげてみようと思います。

有名人のNFT購入例

  • スヌープ・ドッグ
  • エミネム
  • ジャスティン・ビーバー
  • ステフィン・カリー
  • 松浦勝人
  • 関口メンディー

などなど。

 

有名な人が持っていたということで、NFTの価値が上がるのです。

有名な人がNFTを持っていたということによって、認知度が上がります。

さらに、有名人が持っていたNFTが売られていたらみんな欲しくなりますよね。

なぜなら、NFTには所有していたという記録が残るからです。

 

限定コミュニティへの参加券

他にもNFTの価値として、限定コミュニティへの参加券などがあります。

つまり、特定のNFTを持っている人しか入れない、コミュニティがあるということです。

 

例えば、BAYC。

1つ3000万円以上はするBAYCですが、NFTを持っている人しか入れないコミュニティがあります。

 

いつかは購入して、コミュニティに参加してみたいですね。

NFTの応用として、ファンクラブの参加券をNFTにするのも良さそうです。

 

ファッションとしてのデジタルコンテンツ

「NFTを買ってもどうしたらいいの?」という方もいると思います。

結論から言うと、たくさん飾る場所があります。そして、飾る場所はまだまだこれから増えていくでしょう。

 

今ある例でいうと、

  • TwitterなどのSNSのアイコン
  • NFT売買プラットフォームの作品覧
  • メタバースのアバター
  • メタバースの美術館
  • ENS

メタバースについては後で説明しますが、ここではどうぶつの森の町のような「仮想空間」だと思ってください。ENSとは、Ethereum Name Serviceの略で、Web3でのDNSサービスです。簡単に言うと、ウォレットアドレスの「0x・・・・・・・・・」の部分を、「任意の文字列.eth」に変更できるサービスです。

 

NFTはファッションになりつつあります。

現実世界で、高いブランド物を身に着けたくなる、というのと似たようなところもあります。

 

このようにNFTによって、

  • デジタルコンテンツの流通量を制限できるようになった。
  • デジタルコンテンツに付加価値をつけられるようになった。

この2点ができるようになりました。

つまり、デジタルコンテンツに価値を付けられるようになったのです。

 

 

ここで、一旦「Web3は何がすごいのか」についてまとめます。

  • 分散的で管理者がいないこと
  • 自律的であること
  • P2Pのやり取りがトラストレスで可能に
  • コンテンツの価値が上がる

の4点がWeb3のすごいところです。

 

今までは考えられなかった、

  • リーダーがいない組織
  • トラストレスでの送金
  • デジタルコンテンツに価値がつけられること

このようなことが可能になっています。

 

Web3は何がすごいのかについて分かったところで、実際にWeb3ではどんな事例・サービスがあるのかを見ていきましょう!

Web3のサービスの例

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Web3のサービスの例

Web3では、様々なことができるようになります。

 

新しいことができるようになったということは、新しいサービスも、もちろんたくさん出ています。

今回は、新しいサービスの中から特に重要なものをご紹介します。

NFT

レベル2

 

NFTについては、今までも何回か触れてきました。
ここでは、NFTを売ったり買ったりできるプラットフォームをご紹介します。

OpenSea

 

NFTといえば「OpenSea」というくらい、世界中で大人気です。
OpenSeaは、NFTを売買するためのマーケットプレイスです。

一度は見たことがある人も多いかもしれません。

OpenSeaを見てみる

Coincheck NFT(β版)

Coincheck NFT(β版)

こちらも、NFTを売買するためのマーケットプレイスです。

OpenSeaとの違いは、Coincheck NFTは日本発であるということです。

説明も日本語なので、初めての方は始めやすいかもしれません。

 

Coincheck NFT(β版)を見るには、Coincheckの口座を開設しないと始められないので、この機会にぜひ。

Coincheck公式サイトへ>>

 

「自分でできる自身がない!」という方は、こちらで解説しています。

how-to-buy-crypto
【完全無料】仮想通貨を買う方法を6ステップで解説【初心者向け】

続きを見る

DeFi

レベル2

 

トラストレスで通貨を送金できるようになったという話をしました。

トラストレスでの送金を応用した技術の1つとして、DeFiがあります。

DeFiとは

Decentralized Financeの略で、分散型金融という意味です。

といっても理解しにくいと思うので、銀行と比較してみます。

中央集権型の銀行から、分散型金融のDeFiに

レベル2

 

まずは、銀行の仕組みから。

銀行は、預金として多くの人からお金を預かって運用しています。

 

運用の例としては、

  • 投資
  • お金を貸す
  • 事務所・ATM維持費

などがあります。

 

では、このような運用は誰がやっているのかというと、もちろん銀行の人間です。

人間が管理しているということは、

  • ミスや不正の可能性がある
  • 個人情報が流出する恐れがある
  • 信用を守るために、手続きに手間がかかる
  • 働いている人に給料を払う必要がある

このようなことが当たり前です。

 

たくさんの個人情報を管理して信用を守っているため、その分手続きも多くなります。

その手続きをしている人には、もちろん給料を払わなければいけません。

 

給料を払うために、いろいろなところで手数料がかかる仕組みになっているわけですね。

さらに日本では、金利が低いです。

なので、お金を預けても全然増えないというのが現状です。

 

そこで、DeFiの登場です。

DeFiの主な特徴として、

  • 管理者がいない
  • 手数料が安い
  • 手続きが楽

の3点があります。

 

DeFiでは、管理者がいなくて、自動で動いています。

 

「どういうこと?」というと、完全にシステムが自動で動いているのです。そのシステムのプログラム自体も、だれでも確認することができます。

 

管理者がいないということは、給料を払う必要がないですよね。

なので給料を払わなくていい分、利益が大きいのです。

 

また、ウォレットだけで取引できるので、個人情報は登録しません。

 

DeFiはブロックチェーン上で動いていて、さらに自動で動いていると書きましたが、これを実現させているのは、スマートコントラクトというものです。

スマートコントラクト

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スマートコントラクトとは

自動的に実行される契約という意味で、ブロックチェーン上で、自動的に契約してくれる仕組みのこと。

 

よくスマートコントラクトの説明の例として、自動販売機が使われますが、「お金を入れて欲しい物を選ぶと、出てくる」ということを自動でやってくれます。
これをブロックチェーン上でやるイメージです。

 

スマートコントラクトの特徴

  • 人間がやるのではないからミス・不正がない
  • 仲介手数料がない
  • 時間も短縮
  • 誰でも取引を確認できる

 

ブロックチェーン上で実行しているので不正がなく、仲介者がいないため手数料が安く時間も短縮し、さらに取引を誰でも確認できます。

 

このようにスマートコントラクトによって、ブロックチェーン上で自動的に契約を実行してくれることで、管理者なしでもシステムが成り立っているこということです。

仕組みがわかったところで、実際にDeFiではどんな事ができるのかについて具体例を見ていきます。

通貨と通貨の交換

レベル1

 

DeFiでは、自分が持っている通貨と相手が持っている通貨を交換することができます。

 

例えば、「自分のビットコインと相手のイーサリアムを交換する」など通貨同士を交換することができます。

イールドファーミング

レベル2

 

イールドファーミングとは

自分の資産を貸す or 提供することで、報酬をもらうこと。

 

報酬のもらい方は、以下の3つです。

  • レンディング
  • ステーキング
  • 流動性マイニング

順番に見ていきます!

レンディング

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レンディングとは

第三者にお金を貸してその利子を得ること。

期間・金利を決めて、貸すという手順を取ります。

 

自分が銀行になってお金を貸すイメージですね。

具体例として、レンディングサービスを提供している取引所をご紹介していきます。

 

Compound
compound

 

Compoundを見てみる

venus
compound

venusを見てみる

こちらのようなところで通貨を貸すと、手数料がもらえます。

逆に、運用目的で通貨を借りることもできますね。

ステーキング

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レンディングと似ていますが、少し違います。

第三者に貸すのではなく、プールという場所においておくだけです。

 

プールにおいておくだけで、報酬がもらえてしまうのです。

 

「おいておくだけで報酬がもらえるのはなんで?」と疑問に思った方もいると思います。

これを理解するには、コンセンサスアルゴリズムのひとつである、PoSを理解が必要なので、「PoS」については後述します。

流動性マイニング

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イールドファーミングの報酬のもらい方の3つ目は、流動性マイニングです。

 

流動性マイニングとは

流動性を提供することで、報酬をもらえる仕組みのことです。

 

流動性の理解が難しいのですが、結論からいうと、「流動性は通貨を預けて、だれでも使える状態にすること」です。

 

わかりやすく具体的に解説すると、私たちが銀行でお金を引き出せるのは、銀行が現金を大量に持っているからですよね。

銀行と同じように、DeFiでも仮想通貨を集めなければ、自由に通貨のやり取りができません。

 

そこで、ユーザーから仮想通貨を預けてもらうのです。

このようにユーザーが仮想通貨を預けることを、「流動性を提供する」といいます。

 

流動性を提供することで、自由に通貨をやり取りできるようになりますよね。

もちろん流動性を提供しても、元の分の通貨はしっかりと戻ってきます。
プレゼントするわけではありません。

 

流動性を提供することで、報酬がもらえるのです。

次に流動性の提供で報酬をもらえる例として、PancakeSwapを見ていきましょう!

 

PancakeSwapの例

PancakeSwap

 

PancakeSwapを見てみる

 

  • 2種類の通貨を1:1で流動性の提供
  • 預けた通貨ペアのLPトークンを受け取る
  • 預けた通貨ペアのLPトークンをFarmというところに預ける
  • 報酬としてCakeトークンを収穫する

LPトークンとは

Liquidity Provider(流動性提供者)トークンの意味で、流動性を提供した人がもらえるトークンのことです。

 

少しむずかしいですが、2種類の通貨の流動性を提供することで、報酬がもらえるという仕組みです!

 

PoS

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PoSについて
ステーキングの基になっている「PoS」について、詳しく解説していきます。

 

PoSとは

Proof of Stakeの略で、「賭けている量が、信頼担保となる。」というコンセンサスアルゴリズムです。

 

よくビットコインなどで使われている「PoW」と比較されるので、違いについて先に触れておきます。

PoWとの違い

  • PoSは大きな計算を必要としない
  • PoSは承認時間短い
  • PoSは手数料が安い
  • PoSは中央集権化する可能性もあり
  • PoSは長期保有するほうが報酬をもらえる

ビットコイン、イーサリアム1.0などで使われている、PoWでは、計算を競争することから、膨大な電気代がかかり環境への問題が懸念されてきました。

また、承認時間に時間がかかるため、取引が増えすぎると遅延するという、スケーラビリティ問題もありました。

 

これらを解決できるのが、PoSです。

 

イーサリアムはPoWからPoSに移行中です。
移行後は、イーサリアム2.0という名前に変わります。

 

実際にPoSの流れを見たほうがわかりやすいと思うので、流れを確認していきます。

  • ステーキングする(預け入れ)。
  • ステーキングの量と、引き出せなくする期間に応じて、新しいブロックの生成を承認する権限が与えられる。
  • 代表者がブロック生成を承認した後、みんなで正確性を検証する。
  • 検証の数が大きくなると、ブロックチェーンを更新。
  • ステーキングの量と期間に基づいて、報酬を受け取る。

イーサリアム2.0では、32ETHを預ければバリデータになれます。
バリデータは、ブロックチェーンネットワークの一部になれるというわけです。

 

つまり、バリデータは、

  • ブロック作成の承認
  • それが正しいか検証

このどちらかをします。

そして、報酬をもらうことができます。

 

バリデータは不正やオフライン状態を続けると、ペナルティとして預けておいた分の仮想通貨が減ります。

32ETHを預けなければいけないということは、1ETH = 40万円で計算すると1,280万円必要ということです。

裕福な人じゃないと無理ですね。

 

「そんな大金使えないよ。」という人でも大丈夫です。
企業のプールの中に入れておいて、代行してもらうことも可能です。

有名なところでいうと、Binanceなどで可能です。

 

 

もちろんPoSもデメリットとして懸念されていることはあります。

報酬の量は、ステーキングしている期間にしたがって増えるので、長期保有する人が増える可能性があります。

つまり、出回るイーサリアムの量が減って、発展を妨げる可能性もあります。
これが、中央集権化のもとになる可能性もあります。

 

ここでPoSの特徴をまとめると、

  • 環境問題・スケーラビリティ問題を解決できる
  • ステーキングすることで報酬を得られる
  • 多く・長くステーキングしている人がより多くの報酬を得られる
  • コインを長期保有するほうが報酬が大きくなるので、手放さない人が増える
  • それが結果的に流動性を下げ、発展をさまたげる可能性がある

 

このように、PoSという仕組みを使ったステーキングで、報酬を得ることもできます。

企業のプールの中に入れてステーキングを代行してもらい、報酬をもらうことも可能なのです。

DeFiは銀行に比較すると、利息が比べ物にならないくらい高いです。

 

なぜ利息が高いかと言うと、銀行と違ってDeFiは運営にかかる経費が安いからですね。
銀行は維持費が高すぎるため、ユーザーにほとんど還元されません。

しかし、DeFiでは経費が格安なのでユーザーに還元される額が多いというわけです。

 

なんと、年利100%超えも普通にあります。銀行は0.001%程度ですね。
比べ物になりません。

 

もちろんDeFiにはリスクがありますが、一年間で2倍になるというのはすごいことですよね。

DeFiの危険

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もちろんDeFiにも危険はあります。

危険は、主に以下の3つです。

  • 持ち逃げ
  • ハッキング
  • 補償制度がない

順に見ていきます。

 

持ち逃げ

持ち逃げは、ラグプルと言われます。

 

つまり、お金を集めてそのまま持ち逃げすることです。

 

ラグはじゅうたん、プルは引くという意味なので、「じゅうたんを広げてお金を集めて、そのまま逃げる」ということです。

「皆さんここに通貨を預けてください!増やして返します!」などといって、お金を集めてそのまま持ち逃げするのです。

 

意外とよくある話で、過去にもこういった事例が何度もありました。

 

ハッキング

ハッキングはシステム自体に脆弱性、つまりセキュリティ的に弱い点を突かれて攻撃されることです。

自分が預けていた資金がハッキングによって盗まれる危険もあります。

これは、パソコンやスマホ、ブラウザにもあることなので馴染み深いことだと思います。

 

補償制度がない

もし、トラブルで資金がなくなったとしても、だれも保証してくれません。

 

なぜなら、管理者がいないからです。なのでもちろん、カスタマーサポートもありません。

自力で調べて管理するしかないのです。

ここを逆手に取って、サポートをするふりをして情報を盗もうとする人もいます。

 

 

ここらへんで一旦DeFiについてまとめます。

  • 分散型金融をDeFiという
  • 管理者がいないので、手数料が少なく利息が高い
  • 危険もある

金融のシステムの革命と言えるDeFiですが、リスクもあるという状態です。

世界の銀行自体を、DeFiのようにして運営していくと面白いことになりそうですね。

メタバース

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メタバースについて、超噛み砕いて言うと、仮想空間のことです。

メタバースの由来は、「Meta」(超越した)と「Universe」(宇宙)の造語です。

 

先日Facebookがこのメタバースに力を入れていくとの発表があり、同時に社名を「Meta」に変更しました。

メタバースは、どうぶつの森のような空間をイメージするとわかりやすいかもしれません。

ユーザーが集まって、楽しむ仮想空間のような感じです。

 

しかしどうぶつの森などの空間との違っていて、そこにメタバースの魅力が隠れています。

 

どうぶつの森などとの大きな違いは、

  • 多くのユーザーが同時に接続できること
  • ずっと開放された状態であること
  • メタバース内で経済が成り立っていること
  • 開発できること

などが挙げられます。

順に解説していきます。

多くのユーザーが同時にメタバースに接続できる

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どうぶつの森を例に出すと、同時に接続できるユーザー数は8人までです。

フォートナイトでも、最大100人が限界。

しかしメタバースではそんなことはありません。

ユーザーの同時接続の人数に、制限はないのです。

ずっと開放された状態であること

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どうぶつの森では、誰かが改札を開かないと通信できませんよね。

でも、メタバースはそんなことはありません。

ずっと開放されているので、いつでもメタバースに接続することができます。

メタバース内で経済が成り立っていること

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これが一番の魅力だと思うのですが、メタバース上のアイテムを売買できます。

 

たとえば、土地です。

メタバースの中の土地を売買できるのです。

土地の所有権はNFTとして売られています。

今までは、仮想空間の土地を売買などできませんでしたよね。

 

しかし、メタバースとNFTの組み合わせで、土地に価値がついたのです。

土地の最高落札記録は、なんと、4.9億円です。

さらに、あのadidasやNIKEも参入するほど、メタバースには期待が寄せられているのです。

開発できること

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メタバースのすごいところの4つ目は、開発できることです。

開発というのは、実際にメタバースに街を作ることができるというわけです。

 

つまり土地を購入して、そこに建物を作ることができるのです。

謎解きの仕掛けなどをつくって遊ぶこともできます。

 

さらにメタバース内のアバターや着せ替えを開発して、売買することもできてしまうのです。

土地だけでなく、建物やアバター、着せ替えまでも売買できるのが、メタバースです。

 

アバターを作る仕事やメタバースの建物を作る仕事も、今後どんどん加速していきそうです。

メタバースの特徴がわかったところで、実際の例を見ていきましょう。

メタバースの例

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The Sandbox

the sandbox
もっとも有名なメタバースの1つです。

ブロックを組み合わせて、建物やアイテム、アバターを作れるようになっています。

マインクラフトに似ていますね。

 

The Sandboxを見てみる

 

Decentraland
こちらももっとも有名なメタバースの1つです。

建物やアバターを作ることができます。

Decentraland

こちらは、実際に参加したときの画像です。

ユーザー同士で協力して、脱出ゲームをやってみました。

 

Decentralandを見てみる

 

Cryptovoxels

cryptovoxels
手塚治虫さんの展示会に参加したときの画像です。

こちらは、かねりんさんが手掛けているAsiaVerse NFT Hallという、世界に向けたNFT展示会です。

 

↓こちらから観にいけます。(スマホからでもいけます。)
https://www.cryptovoxels.com/play?coords=NE@409W,612S

スマホからも簡単に参加できるのが、Cryptovoxcelsのいいところです。

 

こんな感じで、多くのメタバースが開発されていて、それぞれのメタバース内で売買ができます。

とはいえ、メタバースもまだまだ発展途上なので、これからどのように発展していくのか楽しみですね。

GameFi

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GameFiとは

「Game」 × 「Finance」の略で、ゲームと金融の融合を表したワード。

「ゲームと金融の融合ってどういうこと?」というと、
ゲーム内のお金を現金に戻せる、つまり、ゲーム内のお金に価値が生まれるのです。

 

勘の良い方は気づいたかもしれませんが、ゲームをすることで稼げるというわけです

ゲームをして稼ぐことを、P2E(Play to Earn)といいます。

実際に、ゲームで稼いでいる人もでてきているのです。

 

でも、「どうやって稼ぐの?」と思った人もいると思うので、稼ぎ方について、例をあげて説明していきます。

 

Axie Infinity

Axie Infinity
Axie Infinityは、モンスターを集めて戦わせる、対戦ゲームです。

Axie Infinityを見てみる

稼ぎ方は、

  • 戦いに勝って報酬をもらう
  • アイテムやゲーム内のモンスター(Axie)を売る
  • 卵から孵化させったAxieを売る
  • スカラーシップ制度

モンスター自体がNFTになっているので、ゲーム内のモンスターに価値が発生したのです。

 

このように、ゲームとNFTが融合することでゲームで稼ぐことができるようになりました。

 

また、スカラーシップ制度も面白いです。

Axie Infinityを始めるためには、Axieを3匹購入しなければいけません。

つまり、初期費用がかかるのです。

そこでスカラーシップ制度です。初期費用を払えない人のために、Axieの貸し出し制度としてスカラーシップ制度があります。

そして、貸し出した側は、報酬の数十%をもらうというわけです。
両方win-winの関係ですね。

 

歩くだけで稼げるSTEPN

STEPN

 

このSTEPNは最近話題のゲームです。

 

なんと、歩くだけで仮想通貨が手に入るのです。

こちらも初期費用として、NFTであるシューズを購入する必要があります。

健康によいので、高齢者にも浸透すると面白いかもしれませんね。

STEPNを見てみる

DAO

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DAOについては前述しましたが、リーダーがいなくても意思決定をして自動で回る組織のことです。

DAOの具体例をあげていなかったので、例をあげていこうと思います。

Ninja DAO

CryptoNinja

「誰もが自由に商用利用できるキャラクターを作ること」にチャレンジしているDAOです。

 

そのキャラクターとは、CryptoNinja
高額で取引されていて、あの関口メンディーさんも購入したほど、超人気です。

 

CryptoNinjaのすごいところは、自由に商用利用できること。

つまり、キャラクターの二次創作をして売ってもいいのです。

さらに、二次創作はアートだけでなく、ゲームやグッズにすることも可能です。

なんとアニメ化も決まったようです!

 

このようにクリエイターは二次創作などを通じて盛り上がれて、それによってDAOもどんどん盛り上がっていき、キャラクター自体も盛り上がる。

Win-Winの関係ですね。

なんと参加人数は、16,000人以上。(2022年2月現在)

参加はこちらから

海外の人も続々と増えているので、今のうちに!
もちろん僕も参加しています。

MediaDAO

MediaDAOは、Crypto系メディア「https://nft-news-japan.jp」を運営しています。

 

DAOのメンバーで分担してメディアの記事を更新していき、収益は共有口座にいれるという仕組みをとっています。

ミッションがかっこよすぎるので、ぜひ覗いてみてください。

もちろん、僕も参加しています。

参加はこちらから

Web3の課題

レベル1

 

Web3の課題

ここまでWeb3の魅力について、たくさん解説してきましたが、もちろん課題もあります。

 

課題は主に以下の通りです。

Web3の課題

  • まだ難しい
  • 仕組みが追いついていない

Web1.0時代にインターネットをいじるのが大変だったように、まだまだ操作・仕組みを理解するのが難しいです。

 

もちろん多くのサイトは英語が基本で、さらにどんどんアップデートもされていきます。

そのため、日本語で調べても出てこなかったり、情報が古かったりします。

また、まだ仕組みが完全に確立したわけではないので仕組みが難しいのです。

 

しかし、それらは時間の問題で、どんどん操作しやすくなっていくと思います。

 

Web1.0からWeb2.0へアップデートしたように、
Web3からWeb4へ、もっと使いやすくアップデートしていくと思います。

Web3時代での日本の弱さ

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Web3時代での日本の弱さ

Web2.0時代では完全に遅れをとった日本ですが、Web3時代でも遅れを取る可能性が高いです。

理由は以下の通り。

  • 法律がガチガチ・またはそうなる可能性
  • 挑戦的な人が少ない

法律がガチガチ・またはそうなる可能性

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日本での法律は、暗号資産に厳しいです。

例えば、税金の例。

ビットコインをイーサリアムに交換するとします。
もちろん、仮想通貨同士の交換なので、現金は全く増えていませんよね。
しかし、その時のビットコインとイーサリアムの価格から計算して、利益分の税金を収めなければいけません。

 

具体例

  • 以前400万円で1BTC買った。
  • その1BTCで、10ETHを買った。
  • このときのレートは、1ETH = 45万円だった。

このようなときの所得金額は、45万円 × 10ETH - 400万円 × 1BTC = 50万円

暗号通貨の交換をしなければ課税対象にはなりませんが、こんな感じで現金は増えていないのに納税しなければいけないのです。

 

また、NFTアートなどの所得は、どんな種類の所得になるのかがまだ明確になっていません。

NFTといってもいろいろな種類のNFTがあるので、法整備が追いついていないのですね。

 

今後、法律の面でも明確になっていくと思いますが、世界に比べて日本が不利になる可能性もあります。

挑戦的な人が少ない

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インターネットユーザーのうち、0.009%しかNFTを持っていないというデータもありました。

 

その数、約400万人程度です。

 

さらに、仮想通貨の保有率が日本は世界70位。
なんと日本人口の約1.6%しか仮想通貨を持っていないのです。

 

つまり、日本のNFT保有者はもっと少ないということです。

日本のNFT保有者は400万人どころではなく、5万人程度、いや、もっと少ないかもしれません。

Web3時代に私達にできること。

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Web3時代に私達にできること。

上記のような日本の弱さを踏まえて私達にできることは、

  • 仮想通貨を触ってみる
  • NFTを買ってみる
  • メタバースで遊んでみる

などを、「自分でやってみる」ということだと思います。

 

儲かるかどうかではなく、ブロックチェーン・NFTを実際に体感して、楽しむということがいちばん大事なのではないかと思います。

 

実際に体験してみることで、肌で技術を感じることができるようになります。
そして、仮想通貨を買ってみることで、「NFTを買ってみようかな。」とか「DeFiいじってみようかな。」という気持ちになりますよね。
そんなふうに「やってみようかな」という意欲が、勉強していくための一番の近道だと思います。

 

「まず仮想通貨を買ってみたい!」という方はこちらの記事で、丁寧に解説していますのでどうぞ。
仮想通貨の買い方はこちら>>

how-to-buy-crypto
【完全無料】仮想通貨を買う方法を6ステップで解説【初心者向け】

続きを見る

まとめ

Web3についての解説は、以上です。

Web3の理解が少しでも深まっていれば幸いです。

 

簡単に内容を振り返ってみると、「Web3は、分散的で個人が尊重される世界。」と、まとめられると思います。

 

Web3ではWeb2.0時代のプライバシーの問題や、中央集権的な問題を解決できると盛り上がっています。

 

そんなWeb3では、どんどん新しいサービスが出てきていて、

  • 仮想通貨
  • NFT
  • DeFi
  • メタバース

を中心として、今後も発展していくと考えられますね。

 

とはいえ、まだまだ始まったばかりで、発展途上です。

Web3に挑戦するのは、今のうちだと思います。

 

「全然だめ」といわれてきたインターネットが普及したように、Web3も今後どんどん普及していくでしょう。

時代に波乗りできるようにすべきことは、「5,000円でもいいので仮想通貨を買ってみること。」だと思います。

僕も最初に買ったのは、5,000円分のビットコインでした。

 

僕が仮想通貨を買ってみた理由は、「おもしろそうだったから」というだけです(笑)
しかし仮想通貨を買ってみると不思議なことに、仮想通貨の情報をどんどん勉強したくなりました。

 

最新技術は難しいので、一番いいのは自分で体験してみるということだと思います。
「言葉では伝わりにくいところけど、体験することで学べる。」ということがたくさんあると思います。
そして実際に仮想通貨を買ってみることで、情報をどんどん知りたくなったり、やったことがないことに挑戦したくなったりします。

 

約36,000文字以上も読むほど、Web3に興味があり、理解したいという気持ちがあったのだと思います。

しかし、興味があっても実際に行動するのは、100人いても1人だと思います。
僕自身、行動してみたら変わり始めたので、少額からでも初めて見ることをおすすめします。

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現在、1円の入金だけで1,500円分のビットコインをもらえるキャンペーンもやっています。

まずは、一歩踏み出して仮想通貨を買ってみることをおすすめします。

» 【無料】コインチェックの口座を開設して、1,500円もらう

 

「うまくできるか不安...。」という方は、こちらの解説記事を見ながら進めてみてください。

how-to-buy-crypto
【完全無料】仮想通貨を買う方法を6ステップで解説【初心者向け】

続きを見る

 

僕も、もっとWeb3を追いかけて駆け抜けようと思います。

ぜひ、楽しく時代の波に乗っていきましょう!

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